学会紀要
高等教育研究 第15集
高等教育財政
- 判型
- A5
- ページ数
- 240ページ
- 定価
- 本体3,300円+税
- 出版日
- 2012年5月25日
- ISBN
- 9784472180422
内容
1980年代以降、家計負担の増加や市場メカニズムの導入等により、世界の高等教育財政は大きな変貌を遂げた。国公私立大学の財政や教育経済学、国際化と財政、授業料、科学技術政策と大学財政についての諸論文を掲載。私的利益を実現する役割と知の創造の源泉となる公共財としての役割を併せもつ高等教育のありかたを問う。
目次
特集 高等教育財政
高等教育財政 羽田 貴史
―特集の趣旨―
高等教育財政の展望 金子 元久
国際化における高等教育財政 松塚ゆかり
―経済学理論が示唆するパラダイム―
国立大学財政・財務の動向と課題 島 一則
―法人化後の検証―
公立大学・公立大学法人の財政・財務分析 渡部 芳栄
私立大学の財政 両角亜希子
―現状と課題―
家計負担と奨学金・授業料 小林 雅之
科学・技術政策と大学財政 小林 信一
論稿
アメリカにおける政府学生ローンの延滞・債務不履行問題 吉田 香奈
情報系専門職大学院の独自性に関する研究 石原 朗子
―大学院修士課程との比較から―
米国の高等教育財政における個人寄付の時系列分析 福井文威
―資本市場と連邦寄付税制の役割に着目して―
編集後記 羽田貴史