学会紀要

高大接続の現在

高等教育研究 第14集

高大接続の現在

著者
日本高等教育学会編
判型
A5
ページ数
328ページ
定価
本体4,500円+税
出版日
2011年5月25日
ISBN
9784472180415

内容

大学への進学者数が増大するのに伴い、入学者選抜の方法や高校・大学の教育課程のあり方が見直されてきている。高校の出口と大学の入り口を接続するシステムはどのように構築すればいいのか。選抜の多様化、教育課程の構成、教育機会の平等性、高大接続テスト構想や諸外国の事例の分析から高大接続の課題と問題点を検討。

目次

特集「高大接続の現在」
高大接続の日本的構造(荒井克弘)

大学からみた高校との接続:教育接続の課題(山田礼子)
高校生のローカリズムと大学進学(中村高康)
-高大接続のもう一つの論点-
高大接続テスト(仮称)と日本型高大接続の転換(佐々木隆生)                                  
高校・生徒からみた高大接続の課題と展望(山下仁司)
~高大接続の真の課題は何か~
欧州における高大接続(大場 淳)
アメリカと日本の比較から高大連携という教育連携・接続を再考する(神原信幸)
東アジア諸国における高大接続(南部広孝)
―大学入学者選抜方法の改革に焦点をあてて―(吉田 文)

論 稿
教職課程の教育効果をめぐる評価(長谷川哲也)
―現職教員の認識に注目して―   
汎用的能力の評価手法に関する探索的研究(杉谷祐美子・吉原惠子・白川優治・香川順子)
-自己評価・他者評価の可能性-
私立大学の財務構造と資金調達行動(川崎成一)
─1970年代を中心に─
大学経営政策の意思決定モデル構築に向けての考察(大山篤之・小原一仁・西原理)
―横断的大学格付けと全入時代到来期待時刻シミュレーションを踏まえて―
大学における職員の管理運営能力獲得プロセスと業務を通じた育成(中島英博)
GPA制度に関する国際調査研究(半田智久)
日本高等教育学会の設立趣旨
日本高等教育学会会則
「高等教育研究」投稿規定
「高等教育研究」執筆要領
既刊「高等教育研究」総目次
編集後記