学会紀要
高等教育研究 第8集
学士学位プログラム
- 判型
- A5
- ページ数
- 236ページ
- 定価
- 本体3,300円+税
- 出版日
- 2005年5月1日
- ISBN
- 9784472180354
内容
1991年の学校教育法改正により、称号とみなされてきた「学士」は学位と位置づけられたが、学位課程としての内実が確立されず、大学院の拡大でさらに曖昧化が進んでいる。高等教育が普遍化し長期化する中、国際的に適用できる学士学位のグランドデザインはどのように描けばいいのか。各国の学士課程の歴史と現在から考える。
目次
[特集 学士学位プログラム]
リベラルアーツ教育と学士学位プログラム(絹川正吉)
日本における学士学位プログラムの現況(杉谷祐美子)
スワニー、HIROSHIMA、玄米(宮田敏近)
アメリカの学士課程カリキュラムの構造と機能―日本との比較分析の視点から―(吉田文)
イギリスの大学における学士学位の構造と内容―近代オックスフォードの古典学優等学士学位を中心として―(安原義仁)
欧州高等教育圏構想とUndergraduate課程の再構築―日本の学士課程改革への示唆(川嶋太津夫)
[論 稿]
国境を越える高等教育に見るグローバル化と国家―英国及び豪州の大学の海外進出の事例分析―(大森不二雄)
中国農村部の遠隔高等教育―「広播電視大学」学習センターにおける在学者と学習の実態―(劉勇)
わが国における家政学の制度化過程-学問的発展の特徴(木本尚美)
日本高等教育学会の設立趣旨
日本高等教育学会会則
「高等教育研究」投稿規定
「高等教育研究」執筆要領
既刊「高等教育研究」総目次
編集後記