学会紀要

大学は生涯学習社会に参加できるか

高等教育研究 第25集

大学は生涯学習社会に参加できるか

著者
日本高等教育学会編
判型
A5
ページ数
302ページ
定価
本体4,100円+税
出版日
2022年8月10日
ISBN
9784472180521

内容

日本の高等教育は高校を卒業した若い学生が対象で、諸外国と比べて成人学生の比率が低い。高等教育機関で生涯学習がなかなか広がりを見せないのはなぜなのか。学習者、企業、大学、国際比較等の視点から現代社会における大学の役割と課題を分析し、生涯学習社会への参加の可能性を探る。特集6論文のほか論稿7本を収録。

目次

《特集 大学は生涯学習社会に参加できるか》

  • 大学は生涯学習社会に参加できるか―特集の趣旨―(日本高等教育学会研究紀要編集委員会)
  • 成人の学習と高等教育(岩永雅也)
  • 成人学習理論から見た高等教育における成人学習支援の方向性(荻野亮吾)
  • 企業の人材育成と大学等の可能性(塚原修一・濱名篤)
  • 大学学位取得者の成人教育参加に関する国際比較―OECD 国際成人力調査に見る諸外国の特徴と日本の課題―(加藤かおり)
  • 働く女性の自己学習―特性としての〈制約〉と〈複合学習本位制〉―(濱中淳子)
  • 国際的動向から見る大学における成人への学習機会提供(岩崎久美子)

《論稿》

  • 占領下大学管理法案の成立過程(羽田貴史)
  • 高等教育研究におけるPublic Good 概念―Higher Education 誌における変遷―(高木航平)
  • 大学意思決定への教員参加の功罪と学長等リーダーシップの影響(天野智水)
  • 中国における学科単位の支援スキームの役割に関する考察―準旗艦大学の研究力成長のメカニズムを中心に―(胡云潼)
  • 性別専攻分離の変化はどのような要因で説明されるのか? (中尾走)
  • EBPM に関する科学的認識論と高等教育研究への含意(西村君平・呉書雅)
  • 高等教育再拡大期における学生活動の変化―Typological Approach による学生下位集団の時代比較―(鎌田健太郎)

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