学会紀要
高等教育研究 第12集
変容する大学像
- 判型
- A5
- ページ数
- 272ページ
- 定価
- 本体3,700円+税
- 出版日
- 2009年5月1日
- ISBN
- 9784472180392
内容
近年の大学改革の過程で今まで大学が持っていた役割が失われるという事態が起こっている。大学の組織、財政、教職員、教育、研究の動態から、大学の変容は何を意味し、将来にとってどのような問題を孕んでいるかを考察する。
目次
[特集 変容する大学像]
日本の大学組織―構造・機能と変容に関する定量分析―(村澤昌崇)
大学の変容―供給構造と資金配分の変動がもたらしたもの―(浦田広朗)
日本の高等教育をめぐるマクロ財政フローの分析(水田健輔)
臨時教育審議会以降の大学教員の構造と機能の変容―教育・研究活動を中心として―(大膳 司)
変容する大学とこれからの職員(山本眞一)
大学改革と教育課程の課題(溝上智恵子)
大学改革は研究活動を改善したか(小林信一)
大学改革は何をもたらしたのか―臨教審からの総括―(吉田 文)
[論稿]
「証拠に基づく政策」はいかにして可能か?―教員需要推計の事後検証をもととして―(潮木守一)
高大接続情報を踏まえた「大学教育効果」の測定――潜在クラス分析を用いた追跡調査モデルの提案―(木村拓也、西郡大、山田礼子)
編入学制度が学生にもたらすインパクト――編入学・転学者の進路選択構造と適応に着目して―(立石慎治)
大学の教科書の研究―標準性に注目して―(原田健太郎)
日本高等教育学会の設立趣旨
日本高等教育学会会則
「高等教育研究」投稿規定
「高等教育研究」執筆要領
既刊「高等教育研究」総目次
編集後記