学会紀要
高等教育研究 第11集
大学生論
- 判型
- A5
- ページ数
- 256ページ
- 定価
- 本体3,500円+税
- 出版日
- 2008年5月1日
- ISBN
- 9784472180385
内容
大学のもつ選抜性や規模などのハード的特性や教育プログラムや教育方法などのソフト的特性と大学生の意識や行動を関連付けることができれば、大学生像を実証的に論じることができる。大学生活と学生の社会化、学生の分化と多様化、学生層間の不平等や能力形成などの諸問題を考察し、現代における大学のあり方を逆照射する。
目次
[特集 大学生論] 学生・学生文化の実態と大学教育 (武内 清)/大学進学者の文化資本形成 (大前 敦巳)/学生のエンゲージメントと大学教育のアウトカム (小方 直幸)/高等教育大衆化時代における大学生のキャリア意識 (望月 由起)/─入学難易度によるキャリア成熟の差異に着目して─/大学生の進路選択と就職活動 (小杉 礼子)/「学生の流動化」と進路形成 (濱中 義隆)/─現状と可能性─/大学生研究の位相 (吉田文)/[論稿]/英国高等教育資格課程(PGCHE)における大学教員の教育職能開発 (加藤かおり)/アメリカ営利大学と連邦政府学生援助プログラム (古賀 暁彦)/─TitleⅣ適用範囲の拡大を目指す営利大学の戦略─/小規模公立高校と大学教育の機会 (山村 滋)/─教育課程の比較分析─/東京都所在大学の立地と学部学生数の変動分析 (末富 芳)/─大学立地政策による規制効果の検証と規制緩和後の動向分析─/日本高等教育学会の設立趣旨/日本高等教育学会会則/「高等教育研究」投稿規定/「高等教育研究」執筆要領/既刊「高等教育研究」総目次/編集後記