学会からのお知らせ

『高等教育研究』刊行体制見直し(案)に関する パブリックコメント募集について

『高等教育研究』刊行体制見直し(案)に関する パブリックコメント募集について

日本高等教育学会会員各位

日頃より、本学会の活動ならびに機関誌『高等教育研究』の編集・刊行にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

研究紀要編集委員会では、『高等教育研究』の学術的役割の強化とあわせて、会員のみなさまにとってより利用しやすく、研究成果を発信しやすい紀要とすることを目的として、刊行体制の見直しの方向性について検討して参りました。

このたび、これまでの検討内容について会員のみなさまと認識を共有するとともに、今後の検討をより開かれたかたちで進めるため、本見直し案についてパブリックコメントを募集いたします。忌憚のないご意見をお寄せいただけましたら幸いです。

お寄せいただいたご意見は、研究紀要編集委員会において整理したうえで理事会に報告し、今後の検討および制度設計の参考とさせていただきます。

本見直し案は、掲載論文の学術的水準と投稿・掲載論文数の維持および充実をはかりつつ、機関誌の刊行を今後も持続的に行っていくことを目的として検討しているものです。その点をご考慮のうえ、改善に資するご意見をお寄せいただけましたら幸いです。

【意見募集期間】2026年2月2日(月) ~ 2026年2月16日(月)

【意見提出方法】Google フォームによる提出。URLは会員管理システムSOLTIのマイページをご覧ください。

 SOLTIマイページ https://service.gakkai.ne.jp/society-member/mypage/JAHER

日本高等教育学会 研究紀要編集委員会
編集委員長 濱中淳子


『高等教育研究』刊行体制の見直しについて(案)

1.背景

(1)投稿環境をめぐる指摘

現在の年1回の投稿締切では、修正再査読となった場合に次の投稿機会まで長期間待つ必要があり、投稿計画を立てにくいという声がこれまでに寄せられてきました。投稿機会のあり方については、会員が継続的に研究成果を発信できる環境をどのように整えるかという観点から、検討が進められてきました。

(2)研究成果公開をめぐる環境変化

近年、学術論文の迅速な公開やオープンアクセスの重要性が国内外で高まっています。研究成果が適切なタイミングで公開されることは、研究の発展だけでなく、会員の研究活動やキャリア形成にとっても重要な意味を持ちます。

(3)刊行時期をめぐる課題

現行の刊行スケジュールでは、投稿・編集作業が特定の時期に集中しやすく、結果として刊行時期が年度をまたぐケースが見られます。また、法人化後の学会運営においては、事業年度内での成果物の確定が求められるようになり、刊行スケジュールの安定化がより強く意識されるようになりました。

2.見直しの方向性

(1)投稿機会の拡充(年2回投稿制)

現行の年1回制から、年2回(2月末・8月末締切)へと投稿機会を拡充することを検討しています。これにより、投稿者が自身の研究計画に応じて、より柔軟に投稿時期を選択できるようになることを期待しています。

(2)書籍中心からJ-STAGE重視の刊行スタイルへの移行

現行の書籍刊行を前提とした方式から、採択された投稿論文については一定期間内にJ-STAGEで公開し、あわせて特集論文等とまとめた印刷物を刊行する方式への移行を検討しています。これにより、投稿から公開までの期間を短縮し、会員にとって研究成果を発信しやすい環境を整えるとともに、法人化後に求められる年度内完結型の刊行体制の確立にも資するものと考えています。

(3)投稿・査読に関する規程・要領の整備・見直し

現在公開されている投稿規定等に加え、編集方針や投稿・審査に関する基本的な枠組みを明確に示すため、規程・要領類の整理・整備を進めることを検討しています。具体的には、

• 編集方針を示す「編集規程」
• 投稿者向けの実務的な指針としての「投稿要領」
• 投稿・審査に関する基本的な考え方を示す「論文査読・審査要領」

を整理し、会員のみなさまが投稿後の流れを予測しやすく、安心して投稿できる環境を整えることを目的としています。

3.移行時期と今後の予定

新しい体制への移行時期については、編集委員会の任期や実務上の準備期間を考慮し、以下のように第30集以降を一つの目安として検討しています。

【第30集について】

• 第30集の投稿締切を、2026年8月末(予定)とする。

• 第30集は2027年2月中旬に、J-STAGEならびに冊子(印刷物)として公開し、その構成は、以下のとおり。

 ◇ 2026年8月末締切の投稿論文のなかで採択されたもの
 ◇ 編集委員会が企画した特集の論文
 ◇ 第29回大会(2026年5月開催,於:香川大学)の報告

【第31集について】

• 第31集の投稿締切は、2027年2月末と2027年8月末とする。

• 第31集は2028年2月中旬に、J-STAGEならびに冊子(印刷物)として公開し、その構成は、以下のとおり。ただし、「2027年2月末締切の投稿論文のなかで採択されたもの」のJ-STAGE掲載は、早期公開として2027年7月末に行う。

 ◇ 2027年2月末締切の投稿論文のなかで採択されたもの(J-STAGEで早期公開)
 ◇ 2027年8月末締切の投稿論文のなかで採択されたもの
 ◇ 編集委員会が企画した特集の論文
 ◇ 第30回大会(2027年春開催)の報告

• 第32集以降は、第31集と同様に進める。

移行期には、現行方式と新方式が一時的に併存する可能性もあるため、会員のみなさまに混乱が生じないよう、十分な周知期間を設けることを重視しています。

4.会員のみなさまへのお願い(パブリックコメント)

本パブリックコメントでは、以下の点についてご意見を募集します。

  1. 投稿機会の拡充(年2回投稿制)について
  2. 書籍中心からJ-STAGE重視の刊行スタイルへの移行について
  3. 投稿・査読に関する規程・要領整備の方向性について
  4. 移行時期と今後の予定について
  5. その他、紀要刊行に関する事項について

いただいたご意見は、研究紀要編集委員会で共有・検討したうえで、必要に応じて内容を調整し、理事会にて最終的な決定を行う予定です。なお、具体的な事務的運用や契約内容の細部については、編集委員会および理事会の責任において決定することをご理解ください。

また、ご意見の提出にあたっては、氏名・会員番号・連絡先メールアドレスをご記入ください。これらの情報は、提出者の確認および必要に応じた照会のためにのみ利用します。いただいたご意見について、後日、意見の要旨や対応方針等を公表する場合がありますが、その際、氏名、会員番号、メールアドレス等の個人情報は公表しません。